呼吸器内科専門医として仕事道具である聴診器には多少の「こだわり」をもっています。現在4つの聴診器を「新生児小児用・一般用・感染者用1・感染者用2」と使い分け、特に感染を広めないよう一般の患者様と区別、消毒しながら使用と徹底しております。
ステレオで聞こえるタイプや新生児用の極小さいものなど色々ありますが、その中でも一番好きな聴診器は「<Littmann> Cardiology STC」。研修医時代から愛用しているこの聴診器は今までに多くの患者様と触れ合った自分の記憶の塊でもあるんです。深夜に呼び出されたり、上級医から怒られたり、患者様に感謝されたり… 今まで、辛い状態にある患者様にできる限り寄り添い、胸の音だけでなく言えないような気持ちも出来るだけ聞いてきました。聴診器を当てることは、診察だけでなく心と体に寄り添う意思がある旨を伝えるツールでもあると思っています。
経年経過でパーツが劣化し最近部品交換をしましたが、今後も喜入の地でこの聴診器と共により多くの患者様の「心」に寄り添えるような気持ちを込めた診療を心掛けていこうと思います。